「NUMOROUS(ニューモラス)」は元々松本にあったケーキ屋さん。人気のケーキ屋さんが安曇野へ移転オープンしたと伺って、行ってきました。
建物の外観は、日本家屋そのもの。山共建設さんの持つ、和建築の世界観に惚れ込んだオーナーさんが依頼して作られたようです。
日本家屋のケーキ屋さん、安曇野らしいお店ですね。
今回は、お菓子な香りと甘み研究所「NUMOROUS(ニューモラス)」を紹介します。
お菓子な香りと甘み研究所「ラボラトリー ニューモラス」

「NUMOROUS(ニューモラス)」から、「ラボラトリー ニューモラス」へ。
横浜でパティシエをしていたご夫婦が手がけるスイーツはどれもおいしいと評判です。
オープンから続々とお客さんが来店されているようで、忙しすぎて、今は水曜もお休みされているとか。

お店の横にある垂れ幕もかわいらしいですね。
お店の名前は、ユーモラスに新しいのNewとフランス語のNu(飾らない・あるがまま)をかけて考えられたそう。
みんなが笑顔になるようなお菓子な研究をされているようですよ。
早速中に入ってみましょう。
和とモダンのおしゃれな店内「NUMOROUS(ニューモラス)」

正面には大きなケーキのショーケース。右手には、焼き菓子が並ぶコーナーが広がっています。
店内は思った以上にゆったりとしていて、お客さんが多くても落ち着いて見てまわれるのがうれしいですね。

焼き菓子のコーナーも広く、種類がとても豊富。
どれもおいしそうで、ついつい迷ってしまいそうです。
ちょっとした手土産やおやつにはもちろん、箱詰めにして贈り物にもぴったり。シーンに合わせて選ぶ楽しさがあります。

ショーケースには、色とりどりのケーキがずらり。
どれも見た目からして美しく、思わず「食べてみたい!」と心が躍ります。
華やかさの中に、それぞれの個性が光ります。

天井に見える太い梁とやわらかな灯りのバランスが、とても素敵です。
公式Instagramにも紹介されていたように、このあたりは古材を使ってつくられているのだそう。
和の趣とモダンなデザインが調和した、心地よい空間が広がっています。

お店の左手には、カフェスペースが設けられていました。
伺った日はまだ営業前でしたが、いよいよ4月24日(木)からカフェがスタートするそうです。
カフェでは、ケーキのほかにパフェも楽しめるとのこと。
公式Instagramには「ピンクバイソン」や「安曇野サンライズ」といったユニークな名前のパフェが紹介されていて、どちらもとても魅力的でした。
クッキーやフィナンシェなど「NUMOROUS(ニューモラス)」

さて、まずは気になる焼き菓子を見ていきましょう。
こちらは、スノーボールやサブレが並ぶ棚。どれも焼き色がきれいで、とてもおいしそうです。
しかも、ひとつひとつの量もしっかり入っていて、食べ応えもありそうですね。

下の段には、ケークやフロランタン、フィナンシェといった焼き菓子がずらり。
「ケークラムレーズン」は、レーズンとホワイトチョコ、くるみが入っていて、見た目からしてもうおいしそう。
思わず、全部ひと口ずつ味見してみたくなります。

信州らしさが詰まった「信州ステアサンド」。
さつまいもと栗のクリームが、さつまいも入りのクッキーで優しくサンドされています。
さらに中には、信州産のりんごもアクセントとしてプラス。
見た目も味わいも楽しくて、安曇野のお土産に選びたくなる一品です。

こちらはコーヒーとくるみバージョン。

詰め合わせの中身は、自分で自由に選べるのがうれしいところ。
誰に贈ろうか考えながら「これ好きそうだな」なんて選ぶ時間も、ちょっと特別です。
焼き菓子なら、お酒が好きな友達にもウケがよさそう!
こんな大きな箱、もらったらテンション上がっちゃいますよね。
宝石のようなケーキ「NUMOROUS(ニューモラス)」

さあ、ここからは気になるケーキの登場です!
ショーケースにずらりと並んだスイーツたちは、どれも本当にきれいで、見ているだけで幸せな気持ちになります。
これはもう…堪りません!

まずは、モンブラン・フレジェ・ボウモアの3種類から!
「ボウモア」はウィスキーの名前を冠したチョコレートケーキ。
お酒好きに人気No.1だそうで、これはもう食べるしかありませんね。
「フレジェ」はリピート率No.1。
見た目の可愛さと味のバランス、間違いなさそうです。
そして定番の「モンブラン」。
いつ食べても安心感があって、それでいてお店のこだわりが詰まっている…やっぱり捨てがたい!

ラムレーズン・ココ、ルージュ、フォレノワールの3つも気になる存在。
ラムレーズンとココナッツの組み合わせって、ちょっとめずらしくないですか?
これは絶対に食べてみたい!
ルージュは、ベリーのジュレにバジルを合わせるという意外なアプローチ。甘酸っぱさとハーブの香り、想像しただけでワクワクします。
フォレノワールには、洋酒漬けのチェリーに、キルシュとマスカルポーネのムース。想像以上に本格的で、大人のご褒美感たっぷり。

続いては、ショートケーキと黒玉!
「黒玉」はトンカ豆のチョコレートムースに、コーヒーガナッシュが包まれた大人の味わい。コロンと丸い形もかわいくて、割るのがちょっと楽しみなケーキです。
ショートケーキには、長野県産の小麦と安曇野産の苺が使われているとのこと。
地元の恵みをしっかり味わえるのが嬉しいですね。長野は本当に、食材の宝庫です。

オランジュポマンダーとピスターシュグリオット。どちらも魅力的な名前に惹かれます。
ピスターシュグリオットは、濃厚なピスタチオのバタークリームと、甘酸っぱいチェリーのジュレが相性抜群な予感。
見た目の可愛さもさることながら、味のバランスがとても良さそうです。
オランジュポマンダーは、紅茶のクレームショコラにオレンジジャム、
さらにブラッドオレンジとベルガモットのムースという、爽やかで奥行きのある組み合わせ。
一口ごとに香りが広がりそうで、こちらもかなり気になります!

上の段には、プリンや燻製チーズケーキ、生チョコなどが並んでいます。
どれもサイズ感がちょうどよくて、1個なんてあっという間に食べてしまいそう。
これは何度も通って、少しずつ味わっていきたくなりますね。

シュークリームにホールケーキと、特別感のあるケーキもそろっています。
お誕生日やお祝いごとに買って帰りたくなるような華やかさ。
人気のケーキ屋さんのスイーツなら、贈りものとしてもきっと喜ばれますね。
「NUMOROUS(ニューモラス)」のケーキをテイクアウト

今回は迷いに迷って、燻製のチーズケーキ、フレジェ、そしてオランジュポマンダーを選びました。
箱を開けた瞬間、「早く食べたい!」という気持ちが爆発。
写真を撮る手が震えるほどで、もはや我慢との戦いでした……。
オランジュポマンダー

下の層は、紅茶のクレームショコラでしょうか。その上にオレンジジャム、
さらにブラッドオレンジのムースが重なっていて、
一番上にはベルガモットのムースが絞られているように見えました。(もし違っていたらすみません!)
ひと口食べると、柑橘のフルーティーさが広がり、
続いてベルガモットの香りがふわりと追いかけてきます。
最後に、紅茶とチョコレートの深い味わいがじんわりと残る、贅沢な一品でした。
口溶けのなめらかさと香りの余韻に包まれる、幸せなひとときでした。
フレジェ

フレジェは、カスタードとイチゴを使ったフランスの伝統菓子。
アーモンドの香りが広がるしっとりとした生地で、やさしくサンドされています。
スプーンやフォークですっとすくえるやわらかさも、うれしいポイント。
濃厚なカスタードと、さわやかな安曇野産の苺が、絶妙なバランスで口の中に広がります。
燻製チーズケーキ

「ちょっとお酒のおつまみにもいいかも」と思って手に取ったのが、燻製チーズケーキ。
口に入れると、濃厚でなめらかな舌触り。想像以上にコーヒーとの相性がよくて、おいしくいただきました。
結局、おつまみにはせずに最後の“デザートタイム”に。これは〆にもぴったりの一品です。
「NUMOROUS(ニューモラス)」の基本情報

NUMOROUS(ニューモラス)は、豊科南部総合公園のすぐ近く。
駐車場も広くて、車でも気軽に立ち寄れる場所にあります。
一見、和風の落ち着いた日本家屋ですが、中に入ればおいしそうなスイーツがずらり。
そのギャップもまた、このお店の魅力のひとつです。
自分へのご褒美や、誰かのお祝いに。
ケーキを食べたくなったら、ぜひ訪れてみてください。
基本情報
店名:NUMOROUS(ニューモラス)
住所:長野県安曇野市豊科137-3
営業時間:11:00〜19:00
定休日:月・火 ※製造が間に合わないため2025年春は水曜もお休み中
駐車場あり
公式Instagram|公式サイト