長野県大町市。信濃大町駅から歩いて数分、まちの交差点にぽつんと佇む小さな商店があります。その名も「仁科商店」。
もともとは、祖父母が営んでいた八百屋「仁科青果」。約20年前に閉店したその場所を、孫のが受け継ぎ、2025年春にリニューアルオープンしました。
現在は、地元の食材や調味料が並ぶグロサリーと、立ち呑みができる角打ちのスペースをあわせ持つ「ローカルマーケット」として、地域の新しい交流の場になりつつあります。
今回は、大町市の新スポット「仁科商店」をご紹介します。
祖父母の八百屋を、まちの交差点に「仁科商店」

仁科商店は、かつて大町市で親しまれていた「仁科青果」をルーツにもつ商店。約20年前に閉店した店舗を、孫の栗林さんが受け継ぎ、2025年5月にリニューアルオープンしました。
「食べる・呑む・暮らす」そんな日常の延長線にある体験を通して、気づけば、“ちょっと良いことが生まれている」という思いを、持って誕生した仁科商店。
グロサリーと角打ちが共存するローカルマーケットとして生まれ変わりました。

お店の外には、地元で採れた旬の野菜が並び、通りを歩く人の目を引きます。
信濃大町の商店街に、地域の人も観光客もふらりと立ち寄れる新たな居場所がまたひとつ、誕生しました。
最近の大町市では、こうした小さな商店が少しずつ増え、まち歩きの楽しみも広がっています。
角打ちもできる、小さなローカルマーケット!「仁科商店」の店内

仁科商店では、商品や人の流れだけでなく、空間そのものにも大切なメッセージが込められています。
什器やカウンターに使われているのは、北アルプスで育ったマカバ、杉、ナラの木材たち。中には、虫食い跡(ピンホール)のあるものも含まれているそう。自然の個性を活かした店舗づくりをされているのですね。
それにしても、種類が豊富なグロサリー。何があるのか覗くだけでも楽しみになりますね。
仁科商店のグロサリーは何があるの?

店内に一歩足を踏み入れると、そこはまちの台所のような空間。
地元の農家さんや作り手から届く新鮮な野菜、クラフト調味料やオーガニック系食品などが所せましと並びます。

地元の中学生が作った、マチスコなる調味料も!地域の魅力を掘り起こす地域おこしは中学生でもできる!と始まった活動のようですね。
信州は、地元を愛する人が多い印象。Uターンする人も少なくないと感じるのも、こう言ったところにあるのかもしれませんね。

お酒の売り場には、いろいろな種類が並んでいるのですが、そのなかには、量り売り280円とフダがついているものがありました。
これが角打ちとなっているのでしょうね。クラフトGINも味見をして、購入できるってことですね〜。
車で来ていなければ味見したいところでした。

イベントのときにも出店されているようで、お客さんが「この前のイベントの時は楽しめたよ〜」と声をかけているのも聞こえてきました。
信州の商品も揃っているので、お土産を購入するのにも良さそうですね!

店内には、他にも食材が並んでいます。料理に必要なものが一通り揃っている感じです。大町にはオーガニック系のお店なかったと思うので、地域の人たちも重宝しそうですね。(もし他にもお店あったら教えてくださいね)

地元で取れたフルーツも販売しています。ブルーベリーは信州でも有名。7月・8月はすもも系もよく売られていますね。

他にも、角打ちやアイス、かき氷も販売しています。冷やしキュウリは食べ歩きにも良さそう。
ちょうど夏の雲が映り込んで、氷の写真がおいしそうに見えますね〜。
まちかどで角打ちや氷を!まちの交流の場「仁科商店」

まちの歴史と未来、日常と旅が交差する場所「仁科商店」。
ただの商店でも、ただの角打ちでもない。人と人が出会う、小さなローカルマーケットは、これからきっと、まちの交流拠点のひとつになっていくのではないでしょうか。
味見してみたいお酒もあったので、今度は、電車にゆられてふらっと立ち寄ってみようかな。
あたたかな空気が流れる「仁科商店」。お土産や現地の人との交流も始まるかもしれません。ぜひ立ち寄ってみてください。
基本情報
店名:仁科商店
住所:長野県大町市大町3300-93
営業時間:11:00〜20:00
営業日:金土日月+ときどき木曜
駐車場あり
公式Instagram